hear 「聞く」と listen 「聴く」。
hear は “perceive with the ears”「耳で知覚する」、listen は “try to hear” 「聞こうとする」。
特に意識せず、耳に入ってくるのが hear です。
英語学習では、「ヒアリング」も「リスニング」もあります。
Oxford Advanced Learner's Dictionaries や『リーダーズ英和』には、 “hearing” のほうは名詞として載ってましたが、“listening” はありませんでした。
もちろん、辞書によっては載ってます。
本来、hear は、「(動)名詞」で -ing が付くけど、「進行形」にはなりません。
I’m hearing English. はNG。
listen は進行形にできるので、I'm listening to English. はOK。
「状態を表す動詞は進行形にならない」という、あのお約束です。
ほかにも、believe、own、like、want などなど。
think(思う)や have(持っている)も、基本的に「進行形にならない動詞」。
ただし、進行形の場合もあって、
- I think that grammar is easy.(文法は簡単だと思う)→進行形にできない
- I'm thinking about grammar.(文法のことを考えている)→進行形にできる
意見や思想として「心に持っている」のか、それとも「考える」という行為をしているのか、で違ってきます。
“I'm having a good time.”
「楽しい時間を過ごしている」
「楽しい時間を過ごしている」
この have も「過ごす」「楽しむ」という行為とみなされ、進行形です。
他にも、live や love といった、「普通は進行形にしないけど、場合によっては進行形にできるよ~」という語もあるので、もしかしたら hear もいつかその仲間入りをするのかもしれません。
なんせ、言葉は生き物。