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2021/02/09

お呼びじゃない

「クビを突っ込むな」「よけいなお世話」というように、相手を拒絶する場合は、

“That’s none of your business.”

が一般的ですね。
「あなたには関係ない」「お呼びじゃない」というニュアンスの言い回しは他にもいくつかあり。

“You’re not welcome here.”
「お呼びじゃない」

welcome は「ようこそ」という挨拶的な間投詞の他、「~を歓迎する」という動詞だったり、「歓迎された」という形容詞だったりもします。

お礼を言われた時の返しの言葉として定番の、“You're welcome.”(どういたしまして)は形容詞の用法です。

not を付けて、not welcome と言われると、なかなかキツイものがあります😓

“Thanks for nothing.”

これは、何もないものに対して、お礼を言う皮肉です。
何かしてもらったわけじゃないのに、当てこすりで「ありがとう」と。

『探偵マイク・ハマー』という昔の映画で、初めてその台詞を聞いたんですが、その時のシチュエーションは、手助けをしようとする友人に、自分一人で片づけるから手出しするな、というニュアンスでした。

なので、日本語の翻訳も「何もしてないくせに」みたいな皮肉ではなく、「よけいなお世話だ」になってました。

気持ちは有難いけど、手出し無用、という相手のことを気遣ったゆえの拒絶。
同じ台詞でも、状況によって、込められた意味は違ってきますね。

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