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2021/02/11

ポリティカル・コレクトネスの意義

「ポリティカル・コレクトネス( political correctness )」は「ポリ・コレ」って略されるんですね。知らなかった😓
なんだか、「パリ・コレ」みたいでオシャレです。

political correctness は「政治的な正しさ」が直訳で、要は差別語を使わないようにしよう、ってことです。
なんで “political” なのか、いまだによく分からないけど。

political は、英英辞典を引くと “connected with public affairs” 「公共問題と関連した」という意味が載ってるので、そういったところでしょうか。

ポリティカル・コレクトネスには賛成ですが、ドが過ぎてる感じがしなくもない。

「男性」を表す man の代わりに、person を使うようになったりとかは、いいです。

fireman (消防士)が firefighter に、businessman (実業家)は businessperson に。このあたりは、納得です。

が、manhole (マンホール)が personhole (パ-ソンホール)というのは、もはや冗談にしか聞こえない。けど、冗談じゃないところがなんとも・・・😓

古典文学のタイトルや内容を修正するのも、どんなもんかと思います。

衝撃を受けたのは、マーク・トゥエインの『王子と乞食』の「乞食」が「少年」になってたこと。
原題は、The Prince and The Pauper と Pで韻を踏んでます。

慣れ親しんだお話のタイトルまで、変えなきゃいけないものなのか。

ポリティカル・コレクトネスは、言葉尻をとらえるんじゃなくて、「聞いている人の気持ちを害さないこと」が大前提。
差別をなくす、って、そういうことのはず。

「マンホール」という言葉を聞いて、「女性に対する差別だ」と思う女性がたくさんいるなら、話は別ですが。

イングリッシュパーラー - 英語とTOEICとサステナブルなハッピーライフ