ガチャピンやムックの出身番組、『ひらけ!ポンキッキ』という朝の幼児向け番組で、「運の悪いヒポポタマス」という歌がありました。
あまりにも歌詞が悲惨すぎて、トラウマになった幼児がいたとかいなかったとか。この歌を朝から流した『ポンキッキ』の決断はすごかった・・・。
「パップラドンカルメ」と同じくらい、印象が強くて忘れられない歌です。
それはさておき。
この歌でヒポポタマス “hippopotamus” が「カバ」だと覚えたんですが。
英語のアクセントの位置がどこにあるか、パッと見、判断できません。
カタカナ読みだと、「タ」が強いでしょうか。
英語では [hìpəpɑ́təməs]。アクセントの位置は、2つめの「ポ」です。
複数形は2つあって、ひとつは -es を付けた hippopotamuses [hìpəpɑ́təməsəz]、もうひとつは hippopotami [hɪpəˈpɑt̮əmaɪ]。
発音記号は、あちこちの辞書から抜き出したので、スミマセン、形式がバラバラです。
hippopotami のほうは、カタカナだと、「ヒポポタマイ」。アクセントの位置は変わりません。
もっとも、話し言葉では hippo と略しちゃいます。
省略形だと、複数形も簡単。-s を付けて hippos です。
ちなみに、海にいるタコ( octopus )の複数形も、 octopuses や octopi(オクトパイ)なんですが、octopi のほうは辞書から消えつつあります。
octopi は、hypercorrection(過剰修正)の語。
「正しい文法にしようとして、やり過ぎて、かえって間違っている語」だそうです。
hippopotami も、やがて同じ道をたどったり・・・?
アクセントの位置が分かりづらいのは、refrigerator(冷蔵庫)などもそうですね。「リフリジレイタ」[rifrídʒərèitər] で、アクセントは refri の “i” の音。
これも、普通は fridge と短く省略します。
英語と日本語のアクセントの位置が違う単語は、いくつかあります。
「マクドナルド」も、英語は「マク」の後の「ド」にアクセント。
外国の人は「カラオケ」と言う時、過剰なまでに「オ」にアクセント付けるし、「スシ」は日本語だとどっちかっていうと「シ」の方が強いのに、英語の発音だと「ス」にアクセントが来るし。
なんだか不思議な感じです。
なんだか不思議な感じです。