昭和時代、『ハイティーン・ブギ』というマンガ原作の映画がありました。
英語タイトル(?)は、Highteen Boogie。
boogie は英語で、音楽の「ブギウギ」。他に「出て行く」という意味や、他にもいくつか、あまりよろしくない意味のスラングが豊富です。
映画『ハロウィン』に出てくる殺人鬼「ブギーマン」は、boogeyman ですが、一般名詞としてのブギーマンは「子供をさらう小鬼(幽霊)」のことで、boogeyman の他、boogieman、bogeyman 等、表記が色々あります。
問題は、highteen という語。
調べてみても、highteen という英単語は見つかりませんでした。
high teen と二語になった表記はあったけど、high teen の “high” は、high school の略だったり、「ハイになった」という意味だったり。
日本語の「ハイティーン」の意味ではなさそうです。
ただ、「18、19くらいの数」の意味で使われることはあるようです。気温や価格などを言う時、主に複数形で使われるとか。
Temperatures will be in the high teens.
「気温は18度前後になるでしょう」
日本語での「ハイティーン」「ローティーン」は、英語では late teen と early teen。
in one's late teens は「18~19歳くらいに」。ハイフンでつなげば、late-teen(ハイティーンの)という形容詞。
年齢は、ハイ・アンド・ローではなく、レイト・アンド・アーリーってことでしょうか。
日本語の「ハイ・ミス」も和製英語で、英語では spinster です。