昔、日本で『ギミア・ぶれいく』というテレビ番組が流行りました。本家アメリカでも、『Gimme a Break!』というテレビシリーズがあったとか。
gimme=give me。
“Give me a break.” はフレーズとして有名なので、“GMAB!” と頭文字を取って使われたりもします。
“Give me a break!” は文字通り訳せば「休憩をくれ」ですが、話し言葉で感嘆詞っぽいイディオムとして使われることが多いです。
①特に、GMAB と言う時などは、「信じられない!」「嘘だよね!?」といったニュアンス。
Come on, GMAB!
「おいおい、嘘だろ!」
You say a gorilla is loose in the city? Gimme a break!
「ゴリラが街へ逃げたって?信じられるか!」
②他に、「もう、うんざりだ」「ほっといてくれ」という、煩わしい気持ちを表したり。
I don't like that. Give me a break!
「それは好きじゃない。もう十分だ!」
③また、「大目に見て」「チャンスをくれ」のような、許容を求めるニュアンスの場合もあります。
I'm sorry! I'll do better! Give me a break!
「すみません!もっとうまくやります!チャンスをください!」
③の場合は、目的語が me でなくても、give 人 a break で使えますね。
Give the lad a break—it's only his second day on the job.
「大目に見てやれ。まだ彼は、仕事が二日目なんだ」