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2021/03/16

die の事情

die(死ぬ)は、いろいろな場合と事情がある動詞です。

一般的に、原因が「病気・怪我」のときは of や from を付けて表すので、「癌で亡くなる」は、die of cancer とも die from cancer とも言えます。

原因が「飢え・老齢」のときは、from ではなく of。たとえば、「飢えて死ぬ」は、


  • dies of hunger →〇
  • dies from hunger →×


他の前置詞が付く場合も、多々です。

die in battle(戦死する)、died in the accident(事故死する)とか。

die by violence は、violence(暴力)によって亡くなることなので、「非業の死を遂げる」のように訳されたり。

die young(若くして死ぬ)、die poor(貧しく死ぬ)のように、形容詞が来ることもあれば、die a beggar(のたれ死ぬ)、die a hero(勇ましく死ぬ)のように、名詞が続くこともあります。

名詞が続く時は、die like a~(~のように死ぬ)の意味。

また、on が付く言い方もありますね。


  • He died on me.


die on~ は、「世話をしていた、あるいは存在していた人・生き物が目の前で死んでしまう」というニュアンス。

対象が人や生き物だと、ものすごく悲痛な感じなのですが、物の場合でも「ダメになった」という意味で使えます。


  • My car died on me.
    「車がぶっ壊れた」


また、die for~ は「~のために」という特定の目的や原因がある場合。

ただし、進行形にして、be dying for~だと、実際に死ぬわけじゃなく、「~したくて死にそう」「~したくてたまらない」

そして、みんな大好き(笑)die hard は、「なかなか死なない」「終息するのが困難、時間がかかる」。

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