パソコンの「ウイルス対策ソフト」「アンチウイルスソフト」のことを、省略して「ウイルスソフト」と言ったりしますが、決してウイルスに感染させるソフトではありません。
では、confidence man(コンディデンスマン) 、略して con man(コンマン)は confidence(信頼)という語から「信頼の人」かというと、そうでなく。
反対に、「詐欺師」です。
同タイトルのドラマや映画がありましたが。
コンマンは、信用できる人どころか、信用してはいけない人。
confidence man は confidence game、confidence trick(人の信頼につけ込む詐欺、信用詐欺)をする人です。
いわゆるポリティカル・コレクトネスで、confidence person という表記になるんじゃないかと思ったけど、調べても confidence person はヒットしませんでした。
confident person なら、見つかります。
でも、これだと意味が違って、「自信にあふれた人」「自信家」のこと。
man を使わない言い方だと、confidence trickster も「信用詐欺師」の意味で使われます。
trickster は、もともと神話や民話に登場する「人を欺くもの」なので、「詐欺」のイメージと少し(だいぶ)違うけど、conficence が付けば、立派な(?)「詐欺師」なのかも。
また、話し言葉では、con artist とも言うようです。
「ペテン師」「詐欺師」の意味。
人をだますテクニックは、既にアートなのか😓
con は、インフォーマルな表現で「~を信用させてだます」という動詞にもなります。
ただ、con は confidence だけでなく、convict(囚人)の略語でもあります。</p>
『コン・エアー』( Con Air )という映画がありましたが、con air は、「囚人輸送用飛行機」。実在するアメリカ連邦保安局の空輸隊の名称だとか。
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