ハンバーグとハンバーガーの間違いではありません。ハンバグとハンバガー。
ちなみに、ハンバーグは英語では、Hamburg steak や、Salisbury steak(ソールズベリー・ステーキ)と言うようです。
Hamburg は「ハンブルグ」というドイツの都市名ですね。
そういえば、ニュージーランドにいた頃、ハンバーグは一度も食べたことなかったような。
ハンバーガー( hamburger / burger )はしょっちゅう食べてましたが。
いえ、そのハンバーグではなく…。
humbug は [hʌ́mbʌ̀g] という発音で、「いんちき、たわごと」とか「ペテン師」「(人を)だます」なんて意味の単語です。
イギリスには、 humbug というキャンディーもあり。たいていペパーミント味で、ストライプ模様になってたりします。
また、「ばかばかしい」「くだらない」という間投詞としても使われます。
『クリスマス・キャロル』に、スクルージの “Bah! Humbug!”(ふん、ばかばかしい)という台詞がありました。
『オズの魔法使い』でも、“I am a humbug.”(私はペテン師だ)と言ってます。
どちらも、台詞は動画の最初に出てきます。
humbug は「人」の意味もあるのに、わざわざ「人」を表す -er が付いた humbugger(ペテン師) という語もあるのが不思議です。
humbug 自体、今はあまり使われない言葉なので、humbugger の存在意義はもう風前の灯…。
humblebrag(謙虚を装った自慢)という、なんだか発音が紛らわしい語もあります。
humble(謙虚な)と brag(自慢)がひとつになったもので、humble-brag とハイフンが入った表記の場合もありますが。
これ、早口で「ハンブルブラグ」と言われたら、「え、ハンバーグ?」と言いそうなやつです。