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2021/07/17

ザ・buff

昔、『野球狂の詩』というマンガがありました。
何かに熱狂的に夢中になっている人のことを、「~狂」と言ったりしますが、今はこの言い方あまり聞かないように思います。

もしかして、「ポリティカル・コレクトネス」というアレか…。
「狂」という漢字のせいでしょうか。

英語でも、「~狂」というの意味の語は、いくつかあります。
日本語でよく言う「マニア」は、英語では maniacmania だと、「熱狂」という状態を指す語になります。

Wikipediaによると、mania は「狂気」という意味のギリシャ語由来だそうで。病的な意味で使われたりもします。

また、buff も話し言葉で「~狂」です。
a movie buff(映画狂)とか、a Civil War buff(南北戦争マニア)とか。

もともと buff は、バッファロー( buffalo )などの革で作られる柔らかく厚みのあるレザーのことで、「淡黄色」「もみ革色」という色味。

19世紀のニューヨークのボランティア消防隊の制服が淡黄色だったことから、火事や消防のマニアを指す言葉として使われたのが起源だそうです。

もみ革色がよく分からないんですが、こんな感じの色?
ベージュに近いそうので、もっと淡い色かも。

ちなみに、in the buff は「裸で」。



fan は「扇」の他に、日本語の「ファン」と同じ意味でも使われますね。

「マニア」より「ファン」のほうが、あまり重くないイメージだけど…。

ロバート・デ・ニーロが熱狂的な野球ファンを演じた『ザ・ファン』(原題:The Fan)という映画では、『ミザリー』の男性版というか、コワいファンの姿が描かれてます。


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