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2021/07/07

「早い者勝ち」の英語

“First come,first served.”(早い者勝ち)は、直訳すれば、「先に来た者が先に接待される」。

食べ物が十分に行き渡らなかった時代、早く行かなければ必要な分が手に入らなくなってしまうことから来たことわざのようです。


The first hundred people will get a free T-shirt—it's first come, first served.
「最初の100人が無料のTシャツをもらえます。先着順」


first come, first served は、1単語のような扱いです。

また、on a first‐come‐first‐served basis(先着順に)というイディオムもよく使われます。
first‐come‐first‐served は、ハイフン3つで1語の形容詞扱い。

ハイフンでつながっていない表記もあるので、その辺はお好みで、ってことでしょうか。


「早い者勝ち」の概念の起源はずっと古く、チョーサーの『カンタベリー物語』の中に、“Whoso first cometh to the mill, first grist,”(最初にひき臼に来た者が、最初に穀物を得る)というフレーズがあります。

オーストラリアでは、“First in, best dressed.” という表現もあるとか。
意味は同じで、先駆者が有利になることです。

日本語だと、「先んずれば人を制す」ということわざもありますね。


確かに、競争も大事だけど、競争ばっかりしてたら疲れちゃいます。
場合によっては、ゆっくりしたって、負けたっていいじゃん、と思わなくもない。

イングリッシュパーラー - 英語とTOEICとサステナブルなハッピーライフ