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2021/09/12

プロポーザルに応えざる

結婚を申し込むことを「プロポーズ」と言いますが、もともと propose は「~を提案する」「~を企てる」という他動詞です。

The government proposed changes to the voting system.
「政府は投票方式への変更を提案した」

propose の後には、名詞だけでなく、that節や動名詞やto-不定詞でもOK。

もちろん、「求婚する」という意味で使われることもあります。
この場合は、たいてい自動詞。直接の目的語を取りません。

He proposed last night and I accepted him.
「彼は昨夜プロポーズし、私はそれに応じた」

「~に求婚する」という時は、通例「to+人」と to で表します。to がなければ、「~を提案する」ですが、propose+人なら「~を推薦する」といった感じ。

He proposed to me last night.
「彼は昨夜私にプロポーズした」
I propose Tom for chairman.
「私はトムを議長に推薦する」

ちなみに、propose の名詞は、proposition と proposal と2つあり。
どちらも「提案」の意味だけど、若干ニュアンスが異なるようです。

  • proposition 「申し出。了承されたり拒否されたり」
  • proposal 「よく練られた提案。たいてい書面になったもの」

ほんとに、ビミョーなニュアンスの差…。
ただし、「プロポーズ」の意味で使えるのは、proposal、「法改正の議案」の意味では proposition というように、きっちり区別される場合もあるとのこと。

これについては、Learner's Dictionaryに分かりやすく解説されています。


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