日本語の「面白半分」という表現は、ちょっと不真面目で、どちらかというとネガティブなイメージです。
この英語としてよく挙げられているのが、for fun。
I simply believe that killing animals for fun is wrong.
「面白半分に動物を殺すのは良くないと思う」
(just) for fun は、必ずしも日本語の「面白半分に」のようなニュアンスではなく、「楽しみのために」という意味もあります。
I read a book for fun.
「私は楽しむために本を読む」
「面白半分に」「冗談で」の意味では、in fun のほうがよいのかもしれません。
I did tease her, but only in fun.
「彼女をからかったが、ほんの冗談だ」
もっとも、for fun=in fun としている辞書もあるので、厳密に区別があるかどうかは不明です。
日本語の「半分」という言葉はどこへ消えたという感じですが、falf the fun of~ という言い方もあるにはあります。
It takes some time to bake a cake, but I love measuring and mixing all the ingredients — that's half the fun of it for me.
「ケーキを焼くには時間がかかるけど、材料を測ったり混ぜたりするのが好きだし、それも楽しみのうちです」
half the fun は「面白半分」ではなく、むしろ「楽しみの大部分」という意味。
Getting there isn't half the fun — it's all the fun.
「到達しようとするのは、楽しみのうちじゃない。楽しみそのものだ」
ロバート・タウンゼントさんの染みる言葉です。