日本では馴染みのない計量の単位に、bushel (ブッシェル)や peck (ペック)なんてのがあります。
bushel や peck は、穀物や果物を計る単位です。
Wikipediaによると、1ブッシェルは8ガロン、英では約36.37リットル、米では約35.24リットル。
日本でいうところの一升(10合)は、約1.80リットルなので、1ブッシェルのお米があったら、結構食いつなげそうですね。
peck はあまり使われませんが、1ペックは2ガロン、約9リットルだとか。
a bushel and a peck は、特に愛情を伝える時に a lot(たくさん)の意味で使われるイディオムです。
I love you a bushel and a peck.
「あなたをいっぱい愛してる」
「愛情がいっぱい」ならいいけど、「嘘八百」も、a bushel of lies と言うし。
他に、hide one's light under a bushel というフレーズもあります。
聖書に由来するイディオムで、bushel は穀物などを入れる木桶を指すそうです。
直訳すれば、「明かりを木桶の下に置く」、転じて「(謙遜して)自分の才能を隠す」という意味。
You're a talented artist and shouldn't hide your light under a bushel.
「あなたは才能ある芸術家だ。才能を隠すべきじゃない」
日本語で、「能ある鷹は爪を隠す」ということわざがあります。「出る杭は打たれる」とか。
隠した方が無難、というのは日本的考えなのかな?