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2021/09/14

ハートがハードにハートです

hurt は、簡単そうで、なかなか hard な英単語です。

Strong light hurts my eyes.
「強い光は目を傷める」
The fall hurt my back.
「転倒して背中を痛めた」

構文は S+V+O で、「傷つけるもの・人」が主語
「~を傷つける」「~に害を及ぼす」「~を(苦しませて)困らせる」という他動詞です。こういうのは分かりやすいけど…。

I hurt my knee skiing.
「スキーをして膝を痛めた」
The boy fell down and hurt himself.
「その少年は転んで怪我をした」

こちらは、「傷つけられる人」が主語
「体の部位」や「自分自身」が目的語になります。hurt oneself は「怪我をする」というイディオムですね。

また、自動詞の場合は、

My heart hurts.
「胸(心)が痛む」

S+V なので、主語が「痛む」「害になる」「困ったことになる」
heart と hurt の発音は [hɑːt] と [hə́ːrt] ですが、耳で聴いても、正直あまり違いが分からない…。

It を仮主語にして、It doesn't hurt to-不定詞 の言い方もよくします。
doesn't の他にも、can't や never だったり、won't や wouldn't だったり。

I guess it can't hurt to ask.
「聞くだけ聞いてみるといい」

直訳すれば、「尋ねるのは害ではない」。
そこから、「~しても悪くない」「~するといい」「~してみたら?」といった提案のニュアンスで使われます。

目的語を取る場合も、品詞が他動詞というだけで、基本は同じです。

It wouldn't hurt you to help with the housework occasionally.
「時には家事を手伝ってくれてもいいんじゃない」

イングリッシュパーラー - 英語とTOEICとサステナブルなハッピーライフ