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「明かりにかざす」の英語は? hold~up to a light と hold a light to の違い

「明かりにかざす」は英語でどう言う?

「明かりにかざす」とは?


日本の紙幣には「透かし」が入っているので、印刷技術が向上した今でも、偽札を作ることはなかなか困難です。日本の偽札防止技術は、世界でもトップクラスだとか。

USの100ドル札にも、90年代から透かしが入るようになりましたね。

透かしは明かりにかざすと確認できます。では、英語で「明かりにかざす」はどう言えばいいでしょう?

「かざす」という日本語が難しく感じるけれど、簡単に hold up でOKです。hold up は「持ち上げる」という訳が載っていて、なんとなく重量のあるものを想像してしまいます。そこが盲点。

  • hold~up to a light
    • 「~を明かりにかざす」
  • Please hold a bill up to a light.
    (紙幣を明かりにかざしてください)

偽札を見分ける方法として、以下のような文言がありました。

Hold a bill up to a light and look for a hologram showing an image that matches the face of the individual on the bill.
「紙幣を光にかざし、紙幣に描かれた人物の顔と一致する画像が映っているホログラムを探します」
- ZenBusiness INC

お札以外にも、hold up to a / the light はもちろん使えます。比ゆ的な意味の場合もあり。目的語が長い時など、hold~up ではなく hold up~ になったりするものの、意味は同じです。

  • Every word has been held up to the light.
    (すべての言葉が光に照らされた)
  • Maes Howe, sunk in the dark for countless generations, is these days being held up to the light.
    (数え切れない世代にわたって暗闇の中に埋もれていたメイズハウが最近光に照らされつつある)
  • He held up to the light a screen showing the head of a bald eagle in closeup.
    (彼はハクトウワシの頭をクローズアップで映したスクリーンを光にかざした)

「明かりをかざす」とは?


hold~up to a light「~を明かりにかざす」でした。一方、よく似ている hold a light to~ は「~に明かりをかざす」です。


hold a light to の用法


文字通り、「何かに明かりをかざす」の他、比ゆ的に「~に匹敵する」「~と同じほど優れている」の意味でも使われます。もっとも、その意味では hold a candle to~ のほうが一般的かも。

hold a light / candle to~ は、たいてい否定語と一緒に用いて、「~ほど良くない」「~に及ばない」ことを示します。

  • hold a light to~
    • 「~に明かりにかざす」
    • 「~に匹敵する」 ※ 否定語を伴って「~に及ばない」の意味になることが多い
  • I'm really surprised that the sequel even holds a light to the original.
    (続編がオリジナル作品に匹敵することに本当に驚く)
  • John's fast all right, but he can't hold a light to Louise!
    (ジョンは確かに速いが、ルイーズには及ばない!)
  • THer latest book is readable enough, but it can't hold a candle to her earlier work.
    (彼女の最新作は十分読みやすいが、以前の作品に比べると見劣りする)
  • His singing can't hold a candle to yours.
    (彼の歌はあなたの歌に及ばない)
hold a candle toのイメージ

hold a candle to の由来


hold a candle は1600年代からある表現だとか。candle は「ろうそく」ですね。

昔は作業をするのに、ろうそくで手元を照らしていたので、よく見習いの弟子が師の作業を手伝うためにろうそくを持っていました。

ろうそくを持てないような見習いは、単純な作業さえできない、すなわち適したスキルがないことを示します。

そこから否定語を伴って、「ろうそくを持てない」「そのスキルがない」「足元にも及ばない」になったようです。


まとめ


日本語で考えると「~を明かりにかざす」も「~に明かりをかざす」もそれほど変わらない気がするけれど、hold があると、目的語は手で持てる程度のものじゃないといけません。

hold~up to a light の場合、比ゆ的な使用の時は、実際に「持ち上げる」わけじゃないので例外として…。


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(引用・参照元:Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Cambridge Dictionary, LDOCE, Collins Dictionaries, Ludwig, Idiom Origins)

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