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none of your business(お呼びじゃない)と同じ英語表現は?

none of your business(お呼びじゃない)

none of one's business(~には関係ない)


"That's none of your business." は、「クビを突っ込むな」「よけいなお世話」のような決まり文句です。「あなたには関係ない」「お呼びじゃない」と告げられたら、ちょっとへこみそうになりませんか?

business は、この場合は数えられない名詞で、「その人だけが責任を負う物事」「その人のみに関係する物事」。

none of one's business は、相手を拒絶するニュアンスを持ちますが、「自分の問題なので自分で対処する」という気持ちを表明しているのでしょう。

相手が「あなた」に限ったものではないので、「彼女」「彼」や「私」などの所有格もイケます。

none of my business なら「私には関係ない」「私の知ったことではない」。ただし、4番目の例文のような場合は、文の主語と所有格が誰になっているかにご注意を。

  • My private life is none of your business.
    (私の私生活はあなたには関係ない)
  • Who I go out with is none of his business!
    (私が誰と出かけるかなんて彼には関係ない!)
  • Stop pestering me; it's none of your business!
    (私を悩ませるのはやめて。あなたには関係のないことだ!)
  • When I asked him what he was doing, he told me it was none of my business.
    (彼に何をしているのかと聞くと、私の知ったことではないと言われた)

business を使った同様の表現


no business of、not one's business


基本は同じで、none にしろ no にしろ not にしろ、言い方が若干違うだけです。

no business of~ の時は、of の後は所有代名詞が来ます。名詞の business が of の前に行ってしまったため、of の後には代わりの名詞が必要だからです。

  • It's no business of hers who I invite to the party.
    (私が誰をパーティーに招待するかは彼女には関係ない)
  • That is no business of yours.
    (あなたには関係ない)
  • It was not her business, she decided, to ask where the money came from.
    (そのお金がどこから来たのかを尋ねるのは自分の仕事ではないと彼女は判断した)

one's (own) business


否定文にせずに、one's business だと「~の仕事だ」。普通に、誰かの仕事のことを言う場合だけでなく、「その人の問題なので干渉しない」の意味で使われたりもします。

  • "Are you going out with Kate tonight?" "That's my business."
    (「今夜ケイトと出かけるの?」「私の勝手だ」)
  • How you choose to conduct your private life is your own business.
    (私生活をどのように過ごすかはあなたの自由だ)
  • What she does with her life is her business.
    (自分の人生で何をするかは彼女の自由だ)
none of one's businessイメージ

mind one's own business(自分のことに集中する)


mind one's own business は「自分自身に注意を払う」。「自分のことだけを考えて、他の人には干渉しない」ことです。命令形にすると、失礼な感じになるので、できるだけマイルドな表現にしたほうがよさそう。

  • "Where have you been?" "Mind your own business!"
    (「どこにいたの?」「構うな!」)
  • Why don't you just mind your own business and leave me in peace?
    (自分のことに集中して私を放っておいてくれない?)
  • I wish you'd stop interfering and mind your own business.
    (干渉をやめて自分のことに集中してほしい)
  • He also fired his lawyer and told civil libertarians to mind their own business.
    (彼はまた弁護士を解雇し、公民権擁護者らに自分たちのことに専念するよう告げた)
  • I was just sitting there, minding my own business.
    (私はただそこに座って自分のことに集中していた)

keep one's nose out of(クビを突っ込まずにいる)


keep one's nose out of~ は「鼻を~から離している」。「クンクンと鼻を近づけて匂いをかがない」「関わるべきではないことに関わらないようにする」「クビを突っ込まずにいる」です。

日本語では「首」、英語では「鼻」という違いはあるものの、どちらも頭の部分なのは変わりませんね。

out of の後に one's business が来ると、「その人に干渉しない、口出ししない」の意味になります。

  • Keep your nose out of my business!
    (私のことに口出ししないで)
  • She can't keep her nose out of other people's business.
    (彼女は他人のことに口出しせずにはいられない)
  • I know what I'm doing ― just keep your nose out of it.
    (自分が何をしているか分かっている。ただ口出しはしないで)
  • Keep your nose out of my personal affairs.
    (私の個人的なことに口出ししないで)
keep one's nose out of

nothing to do with(~と関係ない)


be / have nothing to do with~ の形で、「~と関係ない」with の後は、「人」でも「物事」もOKです。話し手の言い方や状況によって、「干渉しないで」と伝えるニュアンスになります。

  • Get out! It's nothing to do with you.
    (出て行け! お前には関係ない)
  • I wish he wouldn't offer advice on my marriage ― it's nothing to do with him.
    (彼には私の結婚についてアドバイスしないでほしい。彼とは何の関係もない)
  • As I said, it's nothing to do with me.
    (言った通り、私とは何の関係もない)

類似した面白(?)表現


not welcome(歓迎されない)


これはかなりキツめな表現でしょう。"You're not welcome here." は、まさに「お呼びじゃない」

welcome は「ようこそ」という挨拶的な間投詞の他、「~を歓迎する」という動詞だったり、「歓迎された」という形容詞だったりもします。

お礼を言われた時の返しの言葉として定番の "You're welcome." は、「あなたは歓迎されている」「どういたしまして」の意味。ただ、この言い方は近年使われなくなってきたようです。

より一般的な返しは、"It's nothing." や、くだけた感じなら "No problem."。映画『プレデター』(1987年) では、"Thanks." と言われた後に "Anytime." と返してます。

anytimeat any time「いつでも」と同義で、主にアメリカ口語です。「いつでも(いい)」「どういたしまして」。動画の1:17あたりで言ってます。

Prime Videoで『プレデター』(字幕版)を見る


話が逸れました…。

not welcome については、もし面と向かって結構こたえると思います。「歓迎されていない」というのは「関係ない」どころじゃありません。使わないほうが吉。

  • I had the feeling we were not welcome at the meeting.
    (私たちはその会議で歓迎されていないような気がした)
  • I didn't feel welcome in the club.
    (私はクラブで歓迎されていないと感じた)

thanks for nothing(何もしないでありがとう)


「何もしてくれなくて、ありがとう」とは?? とりあえず、皮肉だと分かる表現です。

相手が有益なことを何もしてくれなかったり、好ましくないことをした時に使われます。thanks a lot も同じく皮肉表現。本心からの感謝か、それとも皮肉かは、状況次第ということですね。

  • Thanks for nothing, Dan. Now I have to go get all these posters reprinted because of your stupid typo.
    (何もしてくれなくてありがとう、ダン。君の馬鹿げたタイプミスのせいで、このポスターを全部再印刷しに行かなきゃいけない)
  • I can't believe you squealed on me to the principal! Thanks for nothing!
    (校長に密告するなんて信じられない! 何もしてくれなくてありがとう!)
  • "I forgot to bring your money." "Well, thanks a lot!"
    (「お金を持ってくるのを忘れた」「そうか、ありがとう!」)

まとめ


個人的には、none of your business などの言葉は、幾分攻撃的な感じがしないでもない…。あまり普段使うものではないと思うけど、どうでしょう。


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(引用・参照元:The Free Dictionary, Oxford Learner's Dictionaries, Cambridge Dictionary, LDOCE)

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