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blue moon(ブルームーン)の英語的な意味とスピリチュアルな意味

blue moon(ブルームーン)の意味

blue moon の本当の意味


blue moon「青い月」なんて、とてもロマンチックな言葉です。

「ひと月のうちに満月が2回ある時に、その2回目をブルームーンと呼ぶ」というのが通説ですが、実は誤りでちょっと違います。

1年を春分・夏至・秋分・冬至で区切ると、1季節は3か月。本来は、その3か月間に満月が4回ある時、その3回目を「ブルームーン」と呼ぶそうです。

ブルームーンを1季節の中の3回目の満月と考えると、2~3年に1度の割合で起こります。1か月のうちの2回目の満月と考えた場合は、通常は同じく2~3年間隔になるものの、まれに同じ年に2回起こったりします。

 blue moon

  • 「1季節の中で4回満月がある時の3回目の満月」 2~3年に1度
  • 「1か月の内の2回目の満月」 2~3年に1度(まれに同じ年に2度)

月は通常1年に12回満月を迎えますが、たまに1年に13回の満月があり、その1つがブルームーンになるわけです。となると、暦は13か月で作らないといけない、ということになり…。

これはとりわけ、暦を担当していた修道士たちにとっては非常に不幸な状況で、13は不吉な数字とみなされたそう。ただ現在は、「ブルームーンを見ると幸せになる」といったポジティブなサインになってます。


何かを手放すとき


ブルームーンは、完成と実現、そして収穫に関わる時期です。この時期は、潜在意識、スピリチュアル、エネルギーの領域への扉が開かれると言われます。

人生の次の段階に進むために、何を残し、何を手放せばいいのか。自分の可能性を最大限に生かすべく、必要でなくなったものを手放すように促されます。

しばらく先延ばしにしていたものや、やめなければならないことはありませんか?

思い切って手放すことで、それが占めていたスペースを開放し、新たな出来事を呼び込みます。ちょっと心配だったり、ためらったりするかもしれません。でも、勇気をもって捨て去ることで、道が開けます。

といっても、大切で重要なものはちゃんと残してくださいね。何が必要で何が不要か分からない時は、瞑想してみるのもお勧めです。

願いを紙に書き出す


叶えたい願望やこうありたいという思いを、具体的に紙に書き出します。具体的であればあるほど叶いやすくなります。

また、反対に、自分の苦しい感情や経験に向き直り、考えてみましょう。その場合も、紙に書いていき、最後に紙を破ったり燃やしたりして解放します。

ブルームーンは、停滞したエネルギーやネガティブな意識を手放して、心を軽くするのに最適な時期です。

満月のイメージ

blue moon の英語の意味

blue moon の語源


民間伝承によると、1年で12回であるはずの満月が13回に増えると、それは「裏切り者の月」だったようです。ただ詳細も根拠も不確かで、「青い」「裏切り」の関係は定かではありません。

「月は裏切る」という間違った語源は、以下の1528年の風刺詩 Rede Me and Be Nott Wrothe の一節から広まったとか。

Yf they saye the mone is belewe / We must beleve that it is true.
「もし彼らが月は青いと言うなら、私たちはそれが真実だと信じなければならない」

意味するところは、「あり得ない概念をも信じないといけない」という皮肉でした。

belewe は中期英語の「青い」。これが、古期英語で「裏切る」を意味する belǽwan と混同されたそう。

They wold make men beleue… that ye mone is made of grene chese.
「彼らは人々に信じさせるだろう。月は緑のチーズでできていると」

上記はまた別のエッセイの1文です。「月は緑のチーズでできている」なんて、まったく不条理な概念ですね。こんなふうに、blue moon は「あり得ないこと」を示す例えに使われました。

そこから、never(決して~ない)の意味につながっていきます。

I'll marry you when the moon is blue.
「月が青い時にあなたと結婚する」

こう言われたら、「決してあなたとは結婚しない」と告げられるようなものです。なぜなら、月は決して青くならないので。

ところが、19世紀に非常にまれではあるものの、月が青く見える現象が起こりました。火山の噴火や大規模な森林火災の後、大気中の塵の影響で、月が青みがかって見えたのです。

これでは、もう never の意味では使えません。そんなわけで、blue moon は「あり得ないこと」ではなく「非常にまれなこと」を示すようになったそう。


once in a blue moon(めったに~ない)


(once) in a blue moon は、直訳すると「ブルームーンのうちに1度」。「めったに~ない」「非常にまれだ」というイディオムです。blue moon は「長いが、漠然とした期間」を表しています。

最初に挙げたブルームーンの暦の上での定義は、1946年のもの。

それ以前の19世紀半ばから blue moon は「めったに~ない」ことを意味していたので、暦のブルームーンが once in a blue moon という表現の起源であるとは言えません。

  • I haven't seen you in a blue moon, Pete! What are you doing these days?
    (ピート、めったに会わないね! 最近何をしてるの?)
  • My sister lives in Alaska, so I only see her once in a blue moon.
    (私の姉はアラスカに住んでいるのでめったに会うことはない)
  • Once in a blue moon, there's an issue I can't resolve.
    (まれに解決できない問題がある)

まとめ


blue moon を占星学やスピリチュアル的に踏み込んで見ていくと、なかなか面白いです。とはいえ、苦手な方もいらっしゃるかなと思い…ちょっと自粛しました。


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(引用・参照元:Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Cambridge Dictionary, LDOCE, Wikipedia, Spirituality & Health, English Language & Usage Stack Exchange, Phrase Finder, SpiritualDesk, Idiom Origins)

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